Web2.0の概念のひとつに「オープンソース」と呼ばれるものがあります。
オープンソースとは、ソフトウェアのプログラムコードが全て公開されている状態を指します。
今まで企業などでソフトウェアが開発される場合は基本的に社外秘(クローズド)でしたが、
ソース(プログラム言語で書かれたデータのこと)をオープンにすることで、
開発を全てボランティアべースでつくりあげていくことが可能になりました。
今や誰でも無料で高性能なソフトウェアを使える時代がきたのです。
(ブラウザやデータベース、オフィスソフトからOSなど汎用性の高いものが広くオープンソースで開発されている)
そのオープンソースでの開発には興味深いメリットがあります、
それは、個人の利益が全体の利益になるということです。
例えば、あるオープンソースのソフトウェアを使っているプログラマーがいたとしましょう、
そのような人は「ソフトの機能を追加したい、賞賛を得たい、実績を作りたい」
というようなごく個人的な理由でそのソフトウェアの開発に携わる場合が多くあります。
そういうボランティアたちがたくさん集まることによって、
ソフトウェアがバージョンアップしていったりどんどん洗練されていくのです。
(各個人は全く自分のためであってボランティアという意識はない)
そして、結果的にそのソフトウェアを使うたくさんの人たちもその恩恵に授かるというわけです。
そこで、ロハスの話題に戻りましょう。
自分のエゴを完全に捨ててまでエコに生きるのは難しいことです。
かといって、エコなんて関係なしにエゴを貫くのも極端すぎますよね。
だったら、両方やればいいのです。
理想は、Web2.0方式を取り入れ個人の利益が全体の利益につながるやり方、
つまり、「個人的なエゴが地球のエコになるような価値観」を持てばいいのです。
「本当においしい空気を吸いたい、本当においしい食べ物がたべたい、気持ちいい空間で暮らしたい!」
そんな究極のエゴを実現するためには、どうしてもエコにならざるをえないですよね?
エコなどと偉そうなこと言っているようで、よーするに自己満足なのです。
でも、地球レベルのエゴなら自己満足でもいいんだと思います。
大事なのは、ライフスタイルとしての継続性をもつこと。
理想としては、ただ自然体で生きているだけで、地球に優しい人間になることですね。
そうなりたいものです。